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第2回講習会日程

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2. インストール

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1. 事前準備

この講習会では、quantum-ESPRESSO を実際に動かしてみていただき、グラフェンのバンド構造などを計算してもらうことを目的としています。 会場にはquantum-ESPRESSO をインストールしたlinuxのサーバを用意しておきますので、そこにログインして利用していただくことができます。 単に講習会の期間中だけ試してみたいという方は1.1を参考にサーバにログインできる環境のみ整えてきてください。(1.2と2章は無視していただいて結構です。) 講習会で利用したファイルはコピーして持って帰っていただいて結構ですので、後でlinuxマシンに自分でインストールできるという方もこちらで用意したサーバを使っていただければよいと思います。

一方、Windows や Mac でも quantum-ESPRESSO をインストールすることは可能です。 自分のノートパソコンで動かしてみたいという方は、いくつかやり方を紹介しましたので参考にしてください。 いずれにせよ、午後1時からの講習会では quantum ESPRESSO が入っているマシンにアクセスできる状況にあることを前提にして始めたいと思います。 事前準備に不安があるかたは、当日の午前10時から準備の手伝いを致しますので、少し早めにお越し下さい。

1.1. サーバにログインするための環境構築

  • Windows の場合

    ssh と X の環境を導入する必要があります。推奨は 1) cygwin/X をインストール することですが、HDD に数100MB の容量が必要となります。 ファイル容量に制限がある場合は、2) putty + xming の方を試してみて下さい。

    1 cygwin/X をインストール

    cygwin のサイトから、setup-x86.exe あるいは setup-x86_64.exe をダウンロードして実行します。 http://x.cygwin.com/docs/ug/setup.html#setup-cygwin-x-installing を参考にして下さい。

    具体的には、パッケージ選択画面で、

    • x11/xorg-server
    • x11/xinit
    • Net/openssh

    の3つを選べば最低限の環境は整います。

    あとは、デスクトップに作成されたアイコンから cygwin を起動し、startx とコマンドを打てば X-Window が起動します。

    http://tsubame.gsic.titech.ac.jp/node/360 には画像付きで上記の内容が解説されてますので、そちらも参考にして下さい。

    2 putty + xming をインストール

    詳細は google で putty xming で検索すればいくつもページがでてきますので、そちらを参考にして下さい。

  • Mac の場合

    Mac の場合 ssh は標準で入っています。 X については、Applications -> Utilities の中に X11.app あるいは Xquartz.app があれば OK です。 なければ、Xquartz を http://xquartz.macosforge.org/ からダウンロードしてインストールして下さい。

1.2. パソコンにquantum ESPRESSOをインストールするための準備

  • Windows の場合

    実行形式を直接インストールすることができますので、特に準備することはありません。 ただし、quantum ESPRESSOはターミナルでの実行が前提となっていますので、cygwin はインストールしておいた方が便利だと思います。

    また、cygwin を使って自分でコンパイルすることもできます。その場合、cygwin の setup-x86.exe を起動して、パッケージ選択の画面で Devel 以下の

    gcc-core, gcc-fortran, patch, libtool, autoconf, automake, make

    あたりをインストールしておいて下さい。

  • Mac の場合

    Mac では Macports や fink を利用して gfortran を入れれば quantum ESPRESSO もコンパイルできます。 ただし、fink では後述の XCrysden もインストールできるので、 fink を利用するのがお勧めです。

    以下 fink のインストールについて説明します。 fink をインストールする場合、ソースをコンパイルするのにかなり時間がかかりますので、ご注意ください。 (パソコンの性能にもよりますが、最低数時間は待つ必要があります)

    まず、 http://www.finkproject.org/download/srcdist.php に従い、fink をインストールしてください。 インストールに際して聞かれる質問は全部デフォルトの値を用いて問題ないと思います。

    fink を既に入れている場合はそれを使ってもよいですが、もし何か問題が生じたら以下のページを参考に http://www.finkproject.org/download/10.9-upgrade.php?phpLang=en インストールされているパッケージのリストを作っておいて、finkを入れ直してみてください。

    fink のインストールのページにある

    % ./bootstrap
    

    が終わったら、

    % . /sw/bin/init.sh
    

    として fink の環境設定を行います。(このコマンドは .profile などに書いておくとログインするたびに自動で環境設定が行われます。) 次に

    % fink selfupdate
    

    として fink を最新の状態にします。

    次に fortran をインストールします。

    % fink install gcc5
    

    これで、fink のインストールからESPRESSOコンパイルの準備までが完了です。 なお、後に必要となる XCrysden もここでインストールしておいてください。

    % fink install xcrysden